2016/17シーズンから2年半に渡ってユベントスでプレーしたアル・ドゥハイルのDFメディ・ベナティア(32)。
このモロッコ代表は現地時間17日、フランスメディア『RMC Sport』の取材に応じ、ビアンコネーリのFWクリスティアーノ・ロナウドに関する逸話を語った。
“練習の虫”としても知られるこの背番号「7」だが、これに関してベナティアは「あれはベルガモからの帰りのことだったな」と懐かしげな表情を浮かべながら話しを始める。
「僕ら2人はその日の試合でベンチに座っていたんだ。3日後には別のゲームが控えていたからね」
「その帰りにクリスティアーノが僕に言ったんだよ。『帰ったらなにをするの?』ってね。だから僕は『もう夜の11時だぞ? 家に帰るよ。どうして?』と返した」
「すると彼は『これから軽くトレーニングでもしないかい? 今日は汗をかいていないから練習しないと! 一緒にどう?』って誘ってきたんだ」
このポルトガル代表のストイックな一面にベナティアは驚きつつも、試合後であったこともあり、他のチームメイトも含め誰も応じなかったという。
「普通ではありえないよね(笑)僕はただ家に帰って、リビングに腰掛けてテレビを見ていたかった」
「トリノに着いたとき、みんなは普段着を着ていた。でも彼だけは短パンに練習着の格好だった。それで音楽を聴きながらジムに向かっていったんだ。そのときに僕は思い知ったよ。『コイツは普通じゃない』ってね」
C・ロナウドにまつわるエピソードを語ったベナティアだが、このバロンドーラーが持つ周囲への影響力についても語っている。
「毎日彼のそばにいると、選手としてだけでなく、人として彼を尊敬することになるだろう。クリスティアーノは人生のすべてをフットボールのために犠牲にしているんだ」
「彼の練習中の激しさを見ていると本当に驚くよ。それに、なにがすごいかって彼はそれを毎日繰り返しているんだ」
34歳になっても第一線で戦いつづけるこの背番号「7」だが、その活躍の裏にはチームメイトも驚くようなストイックな性格が影響しているのかもしれない。
引用元:
https://juventus-journal.com/archives/41816